00-番外編-砂の部屋-

「ちょっと!べジータ!どこへ・・・ぎゃっ!!」
べジータはブルマを抱え、舞空術で飛んでいく。そのスピードはべジータにとってはスローだったが、一般のか弱い地球人にとっては相当なものだ。ましてや、ブルマはドレス姿だ。
風にあおられ、ばさばさと打ちうけられる衝撃にたえられず、ブルマはべジータの腕の中でぐったりとしていた。
おまけに肌が乾燥して、皮膚からパキパキと音がしそうだ。
「お肌に悪いじゃないのよー。なんなのよ、一体。もう疲れちゃったから帰りたいわー」
「今日一日は貴様の言うことを聞いてやるといっただろう」
べジータは少しブルマに顔を向け云った。
「どこが聞いているのよ!あたしは家に帰りたいの!見てよ、この髪。せっかくセットしてもらったのに、バサバサじゃない!」
「それだけ元気があれば十分だ」
「勝負に勝ったのはこのあたしよ!まだ写真だって撮ってなかったのに、もうこんな格好じゃ無理だわー」
べジータはイラついたような表情になると、さらにスピードを加速した。

ブルマが下ろされた場所は、石でできた古い建物のようなものがいくつか並んでいる場所だった。
建物のようなもの以外は何もなく、砂と岩だけの世界がどこまでも広がっている。
「ふぅ」
しかし、ブルマは両手をついて座り込んだ。
「一体どこなのかしら、ここは」
「オレの修行場所だが、貴様に見せたいものがある」
べジータは、その古い建物の入り口あたりを指差した。
「遠くてよく見えないわ。いつも思うけど、あんたたちってよくあんなものが見えるわよね」
ブルマは半分独り言のようにつぶやくと、その入り口のほうへ歩きだした。
一応、石でできた通路があったが、風化していて所々砂が深く入り込んでいる。
ブルマはピンヒールと裾の長いドレスに足を取られ、思うように歩けなかった。
「あー、うっとおしいわね!」
ブルマはそう云うなり、靴を脱ぎ、ドレスのすそを太ももあたりでビリビリと裂きだした。
チチには、せっかくのウェディングドレスになんて事をするだ・・・と云われるかもしれないが、ブルマには目の前の好奇心の方が大切なようだった。
(やっぱり、らしくないことはするもんじゃないわね。結構気に入っていたドレスだったんだけど、無駄になっちゃったわ)
べジータはブルマがドレスを引き裂く様子をぎょっとしたような様子で見ている。
まるで気でも違ったか・・・とでもいいたそうだ。
「ほら、歩くのに邪魔だから」
ブルマは言い訳じみたことを云い、自由になった足で砂の中に足を埋めながら、ズボズボと進んでいく。
その後ろ姿はお世辞にも美しいとはいえない。
「オレがビックリするような素敵なブルマさんが待ってるだと・・・?フン。待ってたのは下品な女だけだったな」
べジータはブルマの母親が云った事に思いっきり反対した。
「なーに?なんか言ったー?風の音が凄くて良く聞き取れないわー!」
ブルマは風になびく、すみれ色の髪を右手で押さえ振り返った。
べジータは、一瞬だったがブルマに見とれた。
すらりと真っ直ぐに伸びた白い足に、短く破かれた白いドレスが、風のせいでブルマの太もものラインをくっきりとなぞっている。
髪を押さえるために上げられた、右腕の引き締まった二の腕のラインが胸のあたりまで降りてきて、胸のふくらみを描いている。
そして、破かれた白い服がブルマをいっそう艶めかしく見せ、また野生的な魅力もあった。
(チ。この女、わかっててやっているのか!?)
べジータはゴクリと唾を飲み込むと、スッとブルマの脇まで飛んだ。

「あんたっていいわよね、飛べるんだから・・・あたしをあそこまで運んであげようとか思わないわけ?」
ブルマはベジータを恨めしそうに見た。

「貴様が勝手に歩いていったんだろうが」
べジータは突然ブルマの耳元に、薄い唇を近づけて云った。
「ひゃっ」
ブルマは驚いて小さな悲鳴を上げた。
それを合図にべジータはブルマの胸を軽く掴み、反対の手を太ももの内側にすべり込ませた。
あっという間の出来事にブルマは、反応することができなかった。
べジータがブルマのピンク色の唇を、ぺロリと舐めた。
「ちょ、ちょっと!離しなさいよ。こんな砂だらけのところでやめてよねっ」
ブルマはべジータから逃れると、またズンズンと歩きだした。
(ほんとに歩きにくいったら!)
しかし、ほんの2歩ばかり歩いたところで、べジータに腰を引き寄せられ、べジータの肩に担がれた。
「貴様に合わせてたら、いつまでたってもたどり着かんな」
べジータはあっという間に、建物の入り口に降り立った。
「降ろしてよ、ねぇったら」
ブルマはべジータの背中をどんどん叩くが、べジータは気にするふうでもなく、入り口近くのボタンを押した。

ガガーンッ
石が妙な形に動き出したかと思うと、そこに古い建物には似つかわしくない、近代的な鋼鉄の扉が現れた。

べジータは扉をこじ開けると、地下へ続く細い階段をコツコツと降り出した。
ブルマは暴れることをやめ、おとなしくべジータに担がれながら、この不思議な空間を見回した。
(壁画は描いてないのね。・・・ここは多分砂漠の中の遺跡の中だわ。でもなんで鉄の扉が?)
よくみれば、壁は電気もろうそくもないのに、ぼんやりとひかり、壁自体が発光しているようだった。
「ねぇ、べジータ。ここはどこなの?」
「宇宙船の中だろう・・・多分な」
「あんた、よくここへ来るの?」
「修行の時にな」
「一体なんの修行をしているのよ。あ、ちょっとここで降ろして」
ブルマは階段が終わったところに、一枚の記号が書かれているパネルを見つけた。
「大抵ここを押すと・・・・」

ギギーッ。
案の定、パネルは奥に引っ込み、変わりにわき道への通路が現れた。
「ほらね。だてに冒険はしてないのよ」
ブルマはパチンとウインクをした。

「そんなところに、通路があったのか・・・」
べジータはきょとんとした表情を見せた。よくここへは来ているようだが、この道は知らなかったらしい。
ブルマはちょっとばかりいい気分になった。
(ふんふーん♪)

「この禍々しい空気に、無機質な場所。ここは余計なことを一切考えなくてもすむ」
べジータが突然ぼそりと云った。

「C.Cは居心地が悪い?」
「そうは云っていない」
「ふーん。ま、息抜きの場所も必要よね。で?ここにあたしを連れてきたのは何故なの?なんか理由があるんでしょ?」
「当たり前の事を聞くな。見ていろ」
べジータは天井に向かい、理解不可能は音で、なにやら話を始めた。
ブルマが今までに聞いたことのない言語。今まで気にしたことがなかったが、改めてべジータは宇宙人だと思った。

途端に天井が光出し、今まで通路だった場所に研究所らしきものが現れた。
しかし、向こう側の壁が半分透けて見えることから、この場所に研究所の立体映像を作り出しているらしい。

「な、な、なんなのよーぉ、いったい」
ブルマの目は飛び出さんばかりに大きく見開かれている。
べジータは小さなコンピューターに近寄ると、カチカチとキーを押した。
「なに?これって、触れるわけ?映像だけじゃないの?」
ブルマはおそるおそる半透明は物体に指を触れてみた。
感触がある。
「ひぃぃーー!!」

「これは惑星フリーザNO.277の星にあった施設に似ている」
「何よ、何のことを言ってるの?さっぱりわからないじゃない!」
「これがわかるか、ブルマ」
べジータはコンピュータのモニターに映し出された映像をブルマに見せた。
「なぁに?実験室のカプセルみたいね」
「まぁ、似たようなものだろう。これがメディカルマシーンだ」
「え?!」
「このデータはここから持ち出せない。なにせ、映像でしかないからな」
「だから、ここにあたしを連れてきたのね!でもさ、何も今日じゃなくたって良かったんじゃないの?おかげで真っ白はウエディングドレスはボロボロよ」
ブルマは自分でドレスを引き裂いたことを棚に上げていった。
「今日だろうが、明日だろうがいつだって同じことだ」
「あたしはあんたと記念の写真でも残したかったのよ。それに、あんたもあたしの云う事を聞いてくれるんじゃなかったの?」
「フン。貴様の云いそうなことなどお見通しだ。どうせこのオレが欲しかったんだろう?」
「なによっ!人を淫乱みたいに云わないでよっ!!・・・まぁ、はずれてもいないけどさ。・・・それよりも、このメディカルマシーンのデータ、どうしても持ち帰れないの?」
ブルマはモニター画面を覗きこみ、適当なキーを押した。
画面は次々に切り替わり、設計図やら液体の化学式のような記号らしきものが入力されている。
「なんて書いてあるのかしら?ねぇ、べジータ、あんたこの言語わかるんでしょ?さっきもヘンな言葉で喋っていたじゃない」
「言葉だけなら判る。教えてやるからこのデータを貴様の頭に叩き込め」
「それがあたしを連れて来た訳ってやつね」
「まずは液体の成分だ。これは地球上にはないだろうと思うが・・・」
べジータは聞いたことのない単語を並べ、簡単に特徴だけを伝え、代用になりそうな地球上のものを考えろというと、突然モニターのスイッチを切った。
「なにするのよ!」
「メディカルマシーンを作ってみたいか?ブルマ」
「当たり前じゃない!あたしは科学者よ!こんな素晴らしいチャンスはないもの」
「そうか、じゃあ・・・」
べジータはブルマの肩を掴むと、資料の散らばった机の上に乱暴に押し付けた。
「痛いじゃない!」
「まずは貴様の望みをかなえてやらんとな」
「なんなのよそれ」
「忘れたか?それじゃあオレが思い出させてやろう・・・」
べジータはブルマのドレスを引きちぎった。
「あんた、神聖なウェディングドレスを何だと思ってるのよ」
「最初に破ったのはそっちじゃあないのか?それに・・・」
「賭けに勝ったごほうびが欲しかったんだろう?」
「・・・」
「いいわよ、スキにしなさい」
ブルマはプイッと顔を背けてべジータに身体を投げ出した。
ブルマにしてみれば、メディカルマシーンのデータのことで頭がいっぱいになっている。
地球の科学では解明できない宝を目の前に、こんなことをしている時間がもったいない。
(早く見てみたいわ、カメラでも持ってくればよかった。データが持ち出せないなら、撮影すればいいんじゃないの)
そして、ブルマの視線は自分の下敷きになっている資料に向けられた。
半透明だが、文字が書いてあることがわかる。多分これらもブルマにとっては金銀財宝よりも魅力のあるものに違いない。
その時、首筋にヒヤリと冷たい感触が走った。
べジータの舌が、ブルマの首筋に触れている。そして、そのまま耳の後ろまで舐め上げる。
「貴様のアタマの中が、いつまで天才科学者様のままでいられるか試してやろうか。
いいか、オレのことは考えるなよ」

べジータはブルマの髪をかきあげると、白いうなじに息を吹きかけた。
ブルマが感じるポイントを、ベジータは把握した上でやっている。
「っ・・・」
ブルマは思わず首をすくめた。
「おっと、まだオレは何もしていないぞ。どうした?メディカルマシーンがアタマから離れないんだろう?」
「うう・・・」
ブルマは悔しそうに、眉間にしわを作ってみせた。

「そうだ、それでいい」
べジータの舌はブルマの胸まで降りてきて、しばらく先端の周りをじらすように舐めた。
ベジータの手は、いつのまにか、ブルマの胸をすくうように撫でている。
もちろん、一番敏感な部分には触れないように。
(べジータのことなんか、考えてやらないわよ)
ブルマは意識を数式に集中させた。
べジータはブルマの様子を面白そうに確認しながら手を動かしたり、舌を使ったりして意地悪く楽しんでいる。

ブルマの胸のピンク色の先端はすでに硬く尖っている。
べジータは十分柔らかな胸の感触を楽しむように撫で回し、不意に先端を舌で舐めあげた。

たまらずブルマは短い悲鳴をあげた。
ブルマの体温は一気に上がり、ピンク色に染まった皮膚には、じっとりとした湿り気が帯びてきた。

ブルマと視線が絡みあった。
(べジータもっと、そこ、舐めて・・・)

べジータはブルマが考えていることなど、判りすぎるほど判っている。
普段ならブルマの好む場所を嫌だというほど、舐めたりなでたりするのだが、今日はべジータの中に少々残虐な気持ちが生まれている。
この空気が昔のべジータの記憶を呼び戻すのかもしれない。
べジータは自分の身体を下にずらすと、裂けたドレスに沿って指を這わせた。
そのまま、べジータの指はブルマの太ももの内側を撫で始めた。白い小さな下着が目に入ったが、それには手をつけなかった。
べジータはブルマの両足を抱え、膝の内側から太ももの際にかけて、ざらざらとした舌を這わせた。
ブルマの中心部は既に潤っているに違いなく、べジータが侵入してくるのを待っていることは良くわかった。
しかし、ブルマは気丈にも耐えるように悲鳴を押し殺している。
「どうだ?メディカルマシーンのあの液体の成分の代用が思いついたか?」
「そ、そんな急には無理よ・・・・あたしの研究室に帰って・・・父さんにも・・・」
ブルマの声はそこで途切れた。
べジータがブルマの中心部をレースの下着の隙間から舐めあげたからだ。
「こんな小さなものが何の役に立つんだ?」
そういうとべジータはブルマが身につけていた最後のものを引きちぎった。
中途半端にブルマの身体に巻きつく衣服の残骸は、ある意味べジータの性欲をそそらせた。
少し乱暴にブルマの足を高くあげると、ブルマの中心部を覗き込んだ。
「やめて・・・べジータ・・・」
ブルマの弱弱しそうな声が聞こえる。ブルマは知っているのかいないのか、その哀願がますますべジータを残虐な気分にさせることを。
べジータはブルマが嫌がることをしてみたくなった。

ブルマの両足を自分の肩にかけると、ピンク色の熱を帯びた中心部に鋭く舌を突っ込み、その粘膜のある皮膚の壁をかき回すように舐め続けた。
そしてベジータの両腕は、滑らかに脂肪がついた胸を弄び、時折、先端を指の先でぐりぐりと弄った。
「ッ・・・!!!もういい・・・でしょ・・・っ!」
ブルマが苦しそうに悶えるたびに、べジータの舌の先に甘い粘液が滴った。
べジータは貪るように、奥へ奥へと舌を這わせ、熱を帯びたその場所で遊ぶ。
ブルマはもうべジータの舌だけでは耐えられなかった。
身体の中から湧き上がる耐え難いほどの甘い苦痛を、早く沈めてほしい。
ブルマは切なげな声をあげ、何度も切願したがべジータは答えない。
ふと、べジータはブルマの両足を解放すると、自分のシャツを脱ぎだした。
白いシャツがまぶしい。
ブルマはぼんやりとした頭でそう思った。
鍛え上げられた、強靭な肉体のラインがいやらしく透けている。
(あたしがあの服を脱がしてしまいたい)
ブルマは気だるそうに起き上がると、べジータのシャツのボタンを外し始めた。
「なんだ?もうガマンができないのか」
べジータはいつもの意地の悪い笑みを口元に含み、スッと目を細めた。
ブルマは溶けるような目でべジータを見上げ、サスペンダーを外すと、べジータの屹立しているソレを柔らかく口に含んだ。
「な、なにしやがる・・・」
ブルマは口に含んだまま、上目遣いでべジータをチラリと見た。
その表情は、いつもの気の強いブルマからは想像もできないほどの艶っぽさで、べジータはドキリとした。

(この女、殺してやりたい)
ふと、そんな感情が沸き起こった。
性欲と同時に沸き起こる殺意。べジータが地球に来てからというもの遠ざかっていた感情だ。
純血のサイヤ人の子孫以外を残さないために、殺してきた多くの女たち。
べジータにとっては食事と同じだ。食料に情を注ぐだろうか。
女に対しても味の好みや、食感の好き好きはあっても、食料は食料でしかない。
しかし、ブルマは違う。
べジータに性の楽しみを教えたのはブルマだ。

そのブルマが、べジータ自身を口に含み、さっきの仕返しとばかりに、ねっとりと舌を絡ませたり、チロチロと小さく舌を踊らせる。
べジータは、ブルマの背中からさらさらとこぼれる髪に自分の意識を集中させ、押し寄せてくる快感に耐えた。
「もう、いい」
べジータはブルマを自分から引き剥がすと、デスクの上に横たえ、ブルマの膝を割り、するりと自分を割り込ませた。
柔らかい粘膜が吸い付くようにべジータに絡みついてくる。
ブルマから甘やかなと息が漏れた。
やっと苦痛から解放されたというような、安心した表情を見せる。
「べジータ・・・」
ブルマは自らの腕をべジータの首に回し、その硬く閉じられた唇にキスをねだるように、自分の柔らかい唇を重ねた。
べジータはそれに答えるように、ブルマの唇をついばみ、そしてゆっくりと腰を動かし始めた。
ブルマの中で、はじけるような快感が広がった。頭のてっぺんから足のつま先まで、軽い電流が流れたように反り返る。
こんな快感を与えてくれるのはべジータしかいない。
ブルマはうわ言のようにべジータの名前を呼んだ。 べジータも腰の動きをリズミカルに上下し、ブルマが身体がびくりと反応するポイントを重点的に責めたてた。
「ダメ、もうダメ・・・べジータ・・・お願い・・・ああっ」
何度もその場所を突き立てられ、ブルマは酸欠状態のようになり気を失った。
べジータもその様子を確認すると、行為の印をブルマの中に注ぎ込み、ブルマの上に自分の体を重ねた。

ブルマが目を覚ますと、べジータは上半身裸のまま、椅子に座って考え事をしているように宙を睨んでいた。
「べジータ?」
ブルマは自分にかけられていた白いシャツを羽織ると、べジータの膝の上にちょこんと乗った。
「あんたのせいで、身体がだるくてしょうがないわよ」
「貴様がひ弱なせいだろう、オレのせいにするな」
べジータはそう云いながら、ブルマの腰をグッと引き寄せた。
「あたしはひ弱じゃないわ、なんなら・・・」
ブルマはそう云うとべジータの耳たぶを甘く噛んだ。
「あんたがいやって程、してあげる・・・」
「メディカルマシーンはいいのか?」
「ふふ、ウソよ。シャワーでも浴びてさっぱりしてから取り掛かりたいけど、そんなものあるわけないわよね」
「ある・・・多分な。場所は自分で探せ」
「へ?」
「ここはフリーザの野郎のところと同じ、空母タイプの宇宙船の中だ。地下に埋まっているが、西の都ほどの大きさはあるだろう」
「ええ?そんなでっかいの地下にどうやって入ったのよ!しかも、外の遺跡みたいなのは壊れてないじゃない!」
「知るか。貴様で考えろ」
「そんなでっかい場所でシャワールームなんか探してたら、日が暮れちゃうわよ!・・・あ、ちょっと今何時?」
ブルマはべジータが答えるわけがないとわかっているので、来たときの通路を引き返し、外へ出た。
空は既に白々としてきている。 ブルマはひやりとした冷たい空気に肩をさすった。
「やっぱり、一度C.Cに戻ろうかしら」
今帰れば皆に会うことはない。べジータのシャツ一枚で日中堂々と帰れるほど、ブルマの神経は図太くない。

いつのまにか後ろにべジータが立っていた。
「どうしてこのことを教えてくれたの?あんたの落ち着ける場所だったんでしょ?」
ブルマは思っていたことを聞いた。
「メディカルマシーンのデータを見つけたからな。オレにとって、あのマシンはあっても困らないものだ」
「フン、あんた、あのデータのことがなければ、あたしにあの場所教えてくれなかったでしょ!?」
「当然だ」
「ふーん。まぁいいわ、あたしにとってあそこは宝の山だわ。それにあんたがいなければ言葉すら読めないもの。ま、ちょくちょく通わせてもらうから、ちゃんと付き合ってよね!」
「・・・そうそう、シャワーの場所も探さないとね」

ブルマはそう云うと、満足げにべジータの腕に自分の腕をからめた。





あとがき
これは18禁ですね。完全に・・・
年齢制限サイトといいながら、直接的な表現は避けてきたのですが、今回はちょっと触れられたかな?
まだ甘いか・・・
(後で読み直すと18禁というほどでもなかった)
キャラクターの台詞が少ない(ああっ、とか、くッ、とか)のでイマイチ萌えなかったらごめんなさい。
そろそろ、トラとの18禁が書きたいな。

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