世界で一番ママが好き ラウンド2
第二話
亀仙人の修行を受けるため、カメハウスにやってきたとトランクスと悟天。
ワンツー、ワンツー♪
おまた広げてワンツー、ワンツー♪
トランクスと悟天がカメハウスに降りると、家の中から軽快な音楽と、亀仙人らしき人の干からびた歌声が聞こえてきた。
「こんにちはー！」
トランクスは窓から家の中を覗き、テレビの前で釘付けになっている亀仙人に声をかけた。
「ほれ、わんつー、わんつー♪」
亀仙人は画面の中のプリプリギャルに釘付けで、トランクスには気づかない。
プチッ。
突然テレビのスイッチが切られた。
「何をする、１８号！！はやくリモコンを返さんかい」
亀仙人は１８号の取り上げたリモコンを奪い返そうとするが、もちろん１８号にかなうはずもなく、顔面に蹴りを食らわされた。
「ジジイ！チビちゃんたちが呼んでるぞ」
「チビちゃん？・・・おおっ！よう来たなぁ、おまえたち。元気そうでなによりじゃ。ささっ、早よう中にはいらんかい」
「おじゃましまーす」
トランクスと悟天は玄関口に回り、ばたばたと部屋の中にあがり込んだ。
「ま、適当に座れよ。なんか飲むかい？」
「あ、お構いなく・・・」
トランクスは子供らしくない馬鹿丁寧さで１８号に云った。
亀仙人は、どっこらしょとソファーへ腰掛けた。
「今日は突然何の用じゃ？」
「亀仙人様、オレ達を弟子にしてください！」
「なんと！・・・おぬしらの強さでは、わしに教えることなぞないぞ。・・・ま、プリチーガールと仲ようなる技なら教えてやれんこともないがのぅ」
「ジジイ・・・」
１８号は切れ長の目をギロリと亀仙人に向けた。
「ジョ、ジョークじゃよ、ジョーク」
「冗談ではなくて・・・オレに大人の女の人と仲良くなる方法を教えてください！」
「ボクにも！」
「はぁ？」
１８号はトランクスの言葉に目をむいた。
「なに云ってんだい？こいつらアタマがおかしくなっちゃってるよ。」
「いえ、オレ達は本気です！是非、弟子にしてください！！」
トランクスは両手を合わせてお願いした。
「うーむ。そこまでいうのならしょうがないのぅ。弟子はめったにとらんが、おまえ達は特別じゃ。簡単なテストをして合格したら、ほれ、弟子にしてやるぞぃ」
「テストー？！ボク勉強キライなんだ」
悟天は口を尖らせた。
「テストと云っても学業ではないぞ。もちろん文武両道というがの・・・わしの弟子になりたいのなら、ピ、ピチピチギャルをつれて来るんじゃ」
「ぴ、ぴちぴち・・・ぎゃる？」
トランクスと悟天から汗がたらリと流れた。
「さ、行け。悟天！・・・それからトランクスはこっちじゃ」
亀仙人はトランクスをカメハウスの裏に連れていくと、鼻息を荒くして喋りだした。
「おまえはテストをやらんで良いから、ブルマのパイパイを、ほれ・・・なんじゃ。ちょーいと突付かせてくれれば良い・・・」
亀仙人が言い終わらないうちに、１８号の蹴りが後ろから入った。
「エロジジイめ」
そんなこんなで、テストはなくなり、早速修行を始めることになった。
「トランクス、おぬしはどんなタイプのギャルと仲ようなりたいんじゃ？」
「タイプ・・・」
「トランクス君はブルマさんみたい人がいいんだよね」
「ごっ悟天！！」
トランクスはうっかり口を滑らせた悟天を睨みつけた。
「ほほう・・・おぬし・・」
亀仙人はサングラスをキラリと光らせた。
「え？」
トランクスはドキリとした。
「子供のくせに見る目があるのぅ。ああいうプリプリしたのが好みか」
どうやら体の方と勘違いしたようだ。
（ふぅー。・・・まったく悟天のせいで、ちょっとあせっちゃったぜ）
「よし、わかった！わしのとっておきの技を教えてやろう。ふたりともこちらへならべ」
亀仙人はトランクスと悟天を自分の横に並ばせると、両手を顔の横まで上げさせえた。
「よいか、わしの真似をしろよ」
「はい！」
「ぱふ、ぱふ、ぱふ。ほれっ」
「・・・ぱふ、ぱふ、ぱふ？」
「もう一回！ぱふぱふぱふ」
「ぱふ、ぱふぱふ？」
「ねぇ、トランクス君。これのどこがとってきの技なんだろうね」
「オレが知るか。だまってやれよ」
トランクスと悟天は亀仙人に聞こえないようにヒソヒソ話をしたが、亀仙人の地獄耳がしっかり２人の会話をキャッチしていた。
「・・・おまえたち、 この技のありがたみをちーとも判っておらんな。この技はな、ボイーンとしたパイパイの間に、顔をだな、こう・・・はさんで」
「ぱふぱふぱふ・・・じゃ。わしも喜ぶが、ギャルも喜ぶ凄い技じゃ」
ガーン！！
トランクスと悟天はあまりの刺激の強さに衝撃を受けていた。
（こんなに凄いことを・・・ママにやっちゃうの？？）
「亀仙人様、ほんとに仲良くなれるの？」
「わしが保障する！」
自信満々に答える亀仙人を、トランクスと悟天はじっと見ていた。
続
あとがき
次回はようやっとブルマさんが出てきます（＞＜）
